女子大学生の自宅に侵入して性的暴行を加えたうえに現金を奪ったとして、神奈川県警捜査1課は4日、強盗強制性交などの疑いで、相模原市南区文京の会社員、増尾優太容疑者(25)を逮捕した。容疑を認めている。

 逮捕容疑は3月11日午前2時ごろから同4時ごろまでの間、区内に居住していた当時大学1年の女子学生(19)の自宅マンションに侵入し、女子学生に目隠しをしたうえ、「(目隠しを)取ったら殺す」などと脅して性的暴行を加え、現金を奪ったとしている。

 同課によると、増尾容疑者は女子学生がごみを出しに外に出た隙に、無施錠の玄関から室内に侵入。浴室内に潜み、女子学生が入浴しようとしたところを襲った。増尾容疑者は女子学生を暴行後、携帯電話を取り上げて、返す代わりに金銭を要求し、コンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で引き出させた現金5万円を奪い取った。防犯カメラの映像などから増尾容疑者が浮上した。

 区内では数年前から10~20代の女性が男に襲われる同様の被害が発生していた。増尾容疑者は数件について関与をほのめかしているといい、同課が捜査を進めている。